帰国子女中学受験の奮闘記

〜2025帰国子女中学受験備忘録〜

【帰国子女中学受験】TOEFL iBT改定について考える

今年で子供二人の帰国子女中学受験が終了しました。

やれやれ、という心境です。二人をサポートしてきた自分自身にお疲れ様と言いたいと同時に、二人の努力と頑張りにも大いに労いたいと思います。

 

親子で頑張ったね、と数年後に振り返ってみたい人生の一シーンになりました(笑)

 

さて、ちょっと気になる今年改定されたTOEFLiBT改定について書いてみたいと思います。

 

帰国子女入試で広尾学園を目指しているご家庭にとって、TOEFL iBTの改定によって今後の英語試験免除基準がどうなるのかは気になるポイントではないでしょうか。

今年発表される募集要項に注目している方も多いと思います。

 

現時点では学校から正式な発表はありませんが、個人的には英語試験免除の基準は引き上げられる可能性があるのではないかと考えています。

 

その理由の一つは、近年、TOEFLスコアによる免除対象者が増加していることです。

実際に学校や塾主催の説明会などで話を聞いていると、毎年免除者が増えている状況のようでした。その結果、英語で差がつきにくくなっていた側面もあったのではないかと思います。

また、2024年頃からは算数の難度が上がった印象を受けました。もちろん理由は公表されていませんが、英語以外の科目も含めて総合的に選抜しようという意図があったのではないか、と感じています。

 

さらに、広尾学園の英語教育では、入学後にPoemの読解やエッセイライティングに取り組みます。

以前、学校関係者のお話の中で、できれば入学時点でそうした学習に触れていてほしいという考えがあることを耳にしたことがあります。

学校側としては、単に英語資格を持っているだけでなく、実際に英文を読み、自分の考えを文章で表現する力も大切にしているのではないか、と感じました。

 

こうした背景を考えると、TOEFL iBT改定を機に英語試験免除の基準を見直す可能性は十分あるのではないでしょうか。

 

もちろん、これはあくまで私個人の予想です。

 

最終的には今年の募集要項を待つしかありませんが、広尾学園を第一志望としているご家庭は、免除基準が変更される可能性も視野に入れながら準備を進めておくと安心かもしれません。

 

実際に入学するとPoemの読解に取り組む機会があります。これは広尾だけに限らず、多くの学校でもPoem読解、ライティングが絡んできます。受験前からこうした文章に触れておくことは、入学後の学習にもプラスに働くはずです。

 

二番目の娘の場合、試験直前に免除資格を取得することができました。しかし、それまでは英語の試験対策としてPoem読解やライティングに取り組んでいました。

試験免除できれば時間の節約にもなるので免除ができればどんなに楽かなと思ったものです。また、本人にとっても決して楽な勉強ではなかったと思います。けれども結果としてあの時間は無駄ではなかったかな、と思いました。入学後を見据えた準備になりましたし、実際に身についたものも多かったように思います。

 

その経験から感じるのは、たとえ試験免除制度を利用する可能性があったとしても、受験予定の学校の英語入試で求められる内容にはしっかり向き合っておいて損はないということでした。

 

入試対策としてだけではなく、入学後の学びへの準備として考えると、その価値はさらに大きいのではないでしょうか。

TOEFL iBT改定によって免除基準がどう変わるのかはまだ分かりません。しかし、どのような制度になったとしても、学校が求めている英語力そのものは大きく変わらないはずです。

募集要項の発表を待ちながらも、その先の学校生活を見据えて準備を進めていくことが大切なのかもしれません。

【帰国子女中学受験】特待合格というもの

特待合格と聞くと、受験者の中でも特に優秀な成績を収めた生徒に与えられる合格特典を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

受験科目の合計点が最も高かった生徒や、各科目で突出した成績を収めた生徒に与えられる称号、というイメージです。

 

私自身も基本的にはそのようなものだと思っていました。

 

しかし、帰国生入試における特待合格者は、必ずしもテストのスコアだけで判断されているわけではないのではないか、という印象を受けています。

例えば、海外滞在歴7年の子と3年の子が同じ英語の成績を収めた場合、学校によっては、その結果に至るまでの背景も含めて評価している可能性があるということです。

人生の大半を海外で過ごし、日常的に英語に触れる環境で育った子と、小学校低学年の数年間のみ海外で過ごした子とでは、置かれている環境が大きく異なります。

 

もちろん、どちらの場合であっても高い英語力を身につけるためには相応の努力が必要です。しかし、限られた海外経験の中で高い英語力を維持・向上させてきた過程を評価する学校もあるのかもしれません。

実際、帰国生入試では、テスト結果だけでなく、海外校や日本校での成績、課外活動、ボランティア活動、資格取得などが総合的に見られているのではないかと感じる場面がありました。

もちろん、これは私自身の経験から受けた印象であり、すべての学校に当てはまるわけではありません。また、特待生の選考基準が公表されていない学校も多いため、実際のところは分かりません。

それでも、帰国生入試を目指すご家庭にとっては、「テストの点数だけが評価対象ではないかもしれない」という視点を持つことには意味があるように思います。

 

受験勉強に取り組むことはもちろん大切ですが、それと同時に、滞在期間中の学校生活や課外活動、さまざまな経験を積み重ねていくことも、将来につながる貴重な財産になるのではないでしょうか。

【帰国子女中学受験】渋谷教育学園渋谷・英語型入試

帰国生にとって1月最後の山となる渋谷教育学園渋谷の入試が1月27日に行われました。毎年1月27日に行われるようです。

 

11月の試験から始まり、1月末まで続いた入試期間約2カ月強。

やっとここまで来た、というのが本音です。

 

試験期間2カ月強ある帰国生入試で一番求められる資質は「頑張り続ける気力」と「モチベーションを維持」し続けることではないでしょうか。

 

1年前に試験勉強を始めてからここまでの道のりは非常に濃い1年になりました。よくここまでたどり着いたなと娘を褒め称えました。

 

試験会場に行って感じたのは、何だか一般生家庭と帰国生家庭の雰囲気の違うこと。

 

作文型の試験には隠れ帰国生の一般受験生が受けに来ると聞いていたけれど、一般受験生はこれからが受験シーズン到来なので何となく初々しい雰囲気を漂わせています。多くの家庭は夫婦で子供を試験会場に同伴し、「頑張れよ」と笑顔で激励するスタイル。親からも初々しさを感じました。これから親子で頑張るぞ!という意気込みを感じさせる空気感。そして夫婦二人で今まで長年伴走してきましたというオーラが滲み出ていて尊敬の眼差し。うちの旦那もあんな風に協力的に受験に関わってくれたらいいのに、と少し羨ましかったです。

 

一方、英語受験の帰国生家庭からはどちらかというと疲弊感を感じ取ったのは私だけだろうか??

帰国生受験は期間が非常に長いのでずっと緊張感を保ち続けるの大変ですよね…本当にここまでよく頑張ったと思います。子供も含めて大人の全員にも激励を送りたくなり涙ぐましくなりました。

 

2025年度の受験結果

話を元に戻し、2025年度の受験データを見てみたいと思います。

 

応募者数 83名

受験者数 73名

合格者数 21名

倍率 3.48倍

 

合格者数は応募者数に対して倍率約4倍が例年の傾向です。出願書類提出締め切り後に学校HPに応募者数が掲載されるのでその人数に対してのおおよその合格者数が予測できます。その数がKAAT3の順位内に入っていれば比較的安全圏と思っていいのではないでしょうか。とはいえ、あくまでも参考数値なので絶対とは言い切れませんし事実KAAT3順位が一桁の子がご縁がなかったケースもあるので一概には言えません。判断材料の一つの目安にはなり得ます。

 

見方を変えれば受験者数を上げることは合格する人数も上がる可能性があり、塾は相応にして色々な学校で「お子さんは実力があるから受験可能な学校です」と受験を勧めることがあります(こういう話一般でもききますよね)。けれども予定していなかった学校であれば塾の策略に乗らずとも断っていいですし、渋谷系においては特に1級保持者しか受かっていないので塾の口車には案に乗らずに自分のスタンスを堅持してよいのかなと感じます。

 

英語試験の要となるエッセイ

この学校の試験は学校が公言する通り、準1級レベルです。そのおかげで多くの受験生が平均して満点に近い高得点を出し、エッセイで差をつけるようになっています。

渋谷系受験者のエッセイ力はコアクラスエッセイで85%前後の実力者が集ってくると想定されますが、その中で差をつけるためには90%以上を目指すべきで、KAは受験予定の生徒にそのようにアドバイスをしてきます。実際に娘はKAAT2の時点でエッセイが86%だったので渋谷系を予定されているなら90%以上の実力を身に着けてくださいと言われました。普段のコアクラスエッセイでは80台前半に位置していました。

80%以上で論理的な構成力のある書き方と判断され、90%以上で年齢相当以上のフレージングや単語が使用できていると判断されます。

この場合、普段の読書や目にする記事、ニュース等から自然と身に着け自然と運用できるのが理想ですが、そういった能力を身につけるのに残された時間はあまりないと感じ、子供が書いたエッセイの後に親の採点も併せて行うことにしました。大人目線での言い下り、展開、新しいフレージングや単語の使い方など共有します。あとは一緒に英語の表現力などもリサーチします。そういった時間と経験を経ると、数か月後には自分のものとして自然と身につけることができるようになり90%以上は超えてくるのでこの方法で試験までに間に合わせて挑むのはとてもおススメだと感じました。KAのKAAT3の結果もそうですが、普段のコアクラスのエッセイを丁寧に準備すると力が拮抗する受験者層の中では上位に位置することができるようになります。非常におススメのやり方です。

 

一般生入試では渋幕の方が高倍率で偏差値では上ですが、帰国生入試では渋渋の方がハードルが高いと感じます。何故なら、KAAT上位層は英語がネイティブ並みか実年齢よりも上の成熟した思考力の持ち主で構成されているからで、渋幕の英語試験は学年相当以上の内容ではありますが彼らから見たら決して難解な試験には映らないはずです。英語力というか国語力をみているようなもので、英語が強みの子にとっては親近感が持てる試験にうつっているのではないでしょうか。渋幕の合格者数は渋渋よりも多めにだしていますし(出願者が多いということもありますが)そういう意味でも算数国語がある渋渋よりは渋幕の方がハードルが低くやりやすいです。事実、KAATのGuide%は渋渋よりも下がっていますね。

 

受験者の傾向

今年の渋渋受験者は英語得意だけでなく、算数国語もそれなりに前もって準備をしてきた子が受けてきたイメージでした。学校の説明通り、近年の合格者の算数国語の平均点が50点前後を推移するようになったと言うように、2025年度の合格者は日本語に苦手意識があるような子は見受けられず、話で聞いていたいつもの年度とは違うのかなという印象でした。それ相応の英語力がある、且つ国語の実力も十分に備わっている子がおり、真の英語の実力者が集まったよと言えます。また、算数も早めから準備をしてきた人が多めだなという印象です。英語重視の試験とは言いますが、近年の一般生のレベルの高さから帰国生の間でも算数と国語の出来具合を配慮するようになったのかもしれません。

 

試験後のアンケート

試験が終わると学校は生徒にアンケート用紙を配ります。内容は、「滞在国」「滞在年数」「資格の有無」「渋渋が第1希望かどうか。もしそうでない場合は併願校を」を記載するもの。

滞在国や滞在年数は事実を書くのみですが、併願校はどこを書くかは事前に親子で話し合っておくといいのかもしれません。合否に影響はしないと思いますが、当日子供が何を書くか悩むよりは親子で口を揃えておくと安心かなと思います(実際に子供は悩んだそうですが苦笑)。

また、資格の有無を書く欄がありますが、当日は「英検1級」と書けるように試験日までには取得しておくことをお勧めします。合格者は英検1級保持者しかいませんので、これは合否に関係するのかなという疑問が頭をよぎりました。説明会や個別相談では英検取得は全く関係しないと言いますし、出願書類に記載する欄も提出も求められずてっきり合格させた生徒がその実力だったのかと思っていましたが、もしかしたらこのアンケート調査は影響しているのかもしれません。最後の最後で何故か聞いてきます。恐らくボーダーギリギリラインの子を選ぶ際の参考にしているのではないでしょうか。

 

試験後に資格の有無や併願校を聞いてくる意図ははかりかねますが、毎年合格者の4~5名が三田国際科学、広尾、SFCに流れているのでもしかしたら併願先や志望度合いを聞きたいのかもしれません。

 

ご参考になれば幸いです。

【帰国子女中学受験】広尾学園AG入学試験

帰国子女中学受験の2つ目の山となる広尾学園の入学試験。

 

三田国際科学学園同様、本命の子もいれば第2、第3志望で受けるなど、色々なタイプの子が集まったと思います。

 

2025年度の入試データを振り返ってみたいと思います。

 

12月入試

応募者数 198名

受験者数 187名

合格者数 55名

実質倍率 3.4倍

 

試験会場にいて、自分の席の前後3人に1人が受かるくらいの確率です。決して簡単ではありません。

ここの学校の特徴は、TOEFL iBT 90点以上だと英語試験が免除される点。2024年度迄は試験免除でなかった子もそこそこ合格していたけれど、2025年度は帰国生向けの大手塾では試験免除した子しか受からなかったという結果で、塾側としては「とうとうここまで来たか」という表現をしていたのが印象的でした。

 

広尾学園AGに合格するにはTOEFLのスコアをまず保持することです、とKAも含めてどこの塾も必ず言い、「試験免除をできなければほぼ合格できません」とまで言い切ります。まさに、「ここまできたか」という表現がピッタリの試験結果に感じました。

 

KAの合格者の中にはTOEFL優遇制度保持者でなくても合格者はいたそうですが、それも一握り。広尾AG合格には「まずはTOEFL免除をすることです」と必ず言い切ります。免除できないとほぼ無理です、というニュアンスはどこに聞いても同じことを言う、なんと厳しい世界。

 

ただ、ここで勘違いをしていけないのは「英語試験免除」=「広尾学園AG合格」では決してないということ。

事実、2025年度の免除者の数は推定85人くらいと言われていて(あくまでも推定です)、合格者は55人なので試験免除した子でも1/3近くは不合格になっていた計算になります。決して楽観視することはできません。

 

例えば、広尾小石川AGで特待合格したけれど広尾AGでは不合格、渋渋合格したけれど広尾AGは不合格、渋幕合格したけれど広尾AGは不合格、試験免除で英検1級保持しているけれど不合格、KAのKAATテストGuide%は余裕で超えていたけれど不合格、というケースを周りからよく聞いたものです。

2025年度が非常にレベルの高い戦いだったということも言えますが、英語だけの勝負ではないことは明白で、決して侮れない試験です。

 

英語試験免除の場合、算数国語は7割以上の正答率が妥当と言われていましたが、ここまでくると8割以上がギリギリラインなんじゃないでしょうか。

広尾AG合格者の中には聖光、洗足B、渋渋、SFCを受ける予定の子がいるので、そういう子は大抵算数国語で高い点数を取り、逆に合格を総なめしていくので広尾AGが本命の子は確かにハイスコアを目指すのが必死となってきます。

 

一方で、この学校は帰国子女入試を導入している他の学校同様、試験結果の「合格者最高点」「合格者最低点」なるものを開示していません。これが意味するところは、必ずしも試験のスコアが全てではないと読み取れます。

事実、塾が開示するデータでは英語には確実に足切りがあるけれど、算数と国語の偏差値に必ずしも相関性はないことが示されていると聞きました。正に、点数だけが全てではないことを物語っています。ここはやはり、三田国際科学学園同様、海外大学を目指す学校の特徴を感じます。

とは言っても、各テストでハイスコアを目指すに越したことはありません。そして面接もしっかりと準備をしておくのがベストです。試験免除をしている場合こそ、自分というものを伝えるのが面接しかないのでぬかりない準備は必須です。

 

面接の重要性は国際系の学校に見られる特徴で、ボーダーギリギリの子はごまんといるはずです。そこでいかに学校に自分という存在をアピールし、3人の中の1人に選ばれるかを考えて伝えていくべきでしょう。

 

2025年度に合格した子の入学者数を見てみると46人程でした。学校が募集をかけている人数の50よりも下回ったので絞りすぎた感は否めません。個人的な意見ですが今年は少し多めに合格者を出すのではないかな、と思っています。

【帰国子女中学受験】三田国際科学学園IC入学試験

帰国子女の入試解禁日は11月20日と決まっていて、11月に色々な学校の試験が続々と始まりました。

 

11月の一山は恐らく三田国際科学学園。

そして12月の第2の山は広尾学園ではないでしょうか。

そして1月の渋谷系と続きます。

 

最初の一山である三田国際科学学園には確かにたくさんの受験生が集いました。本命の子もいれば、おさえとして勝ち取りたい子、など様々なはず。

 

ICの試験

一般生の間でここ数年間で偏差値を急激に上げていると言われているこの学校は、帰国生の間でも同じく急激に受験者層を上げています。それに伴い帰国生の試験も年々軟化傾向にあるようで(学校は変えていないと言っていますが)、昨年ギリギリに合格していた子は翌年は恐らく受からないのではないかと感じさせます。実際にKAのKAATのGuide%数値は年々上昇しています。KAでのこの学校の試験対策は「KAAT3の結果が渋谷系のGuide%に達していれば対策不要だけれど、達していない場合は対策することをお勧めします」と言うくらいです。つまり、Guide%に達していた子は全員合格していたけれど、達していなかった子は例えKAATで良い成績を残していても落ちたケースがあるというデータを持っていることを意味しています。昔得た情報はもう古いものだと思ってなめてかかってはいけません。急上昇している学校程、新しい情報を毎年入手することが重要です。

 

2025年度三田国際科学学園ICの帰国生入試データを振り返ってみたいと思います。

 

‐11月入試‐

応募者数 182名

受験者数 180

合格者数 50

実質倍率 3.6

 

‐12月入試‐

応募者数 102

受験者数 98

合格者数 33

実質倍率 3.0

 

11月・12月入試ともに受験者数は前年と比べて増えており、倍率も前年より若干上がっていました。2025年度の全体のIC合格者は多めに出ていますが、上層部が多く受けてきた分多めに取った、もしくは多めに取れた、と受け取れます。

 

11月入試の合格者層は上位層に間違いありません。その分12月は上位層が抜けるのでよりチャンスが巡ってくるので、受験を2回実施してくれるのでありがたいです。

 

実際のテストを振り返ってみたいと思います。

 

ICのテストは「Reasoning」「Listening」「Reading」「Essay」の4部構成で、Readingが2題出題され、Listeiningでは15分程時間が取られます。また、Essayに時数制限はありません。そして、Readingは選択問題ではなく記述式です。試験時間60分の内にこの4つを全て解くので、正に時間との闘いです。ミスが許されないテストに感じます。

 

問題のほとんどが記述式なところは広尾学園と通づるものがあり、海外大学を意識しているテストと言えるでしょう。それ以外の学校ですと、選択式が一般的で、テスト内容も日本の大学受験を見据えた内容であるのが普通ですが、それとは違う形式で出してくるところに国際系の学校の違いを感じます。

 

Listeningで厄介なのは、問題文と選択肢も全て聞き取らなければいけないことです。2回繰り返しをしてくれるのですが、その分も含めて15分なので実は結構時間が取られます。娘は時間が勿体ないから1回聞いて次に進んだと言っていましたが、その方が賢明です。でないとreasoning も含めて最後まで解ききれるかどうか微妙なところです(パッセージが流れているのに他の問題に取り組むのは集中力いりますね💦)。もしくはこの手のテストに解き慣れていれば話は別かもしれませんが、いずれにしろ、時間との戦いに他ありません。

 

その他、エッセイを先に書く人と最初から順に解いていく人と様々なようですが、これはEssayかReadingのどちらがより高得点を出せるかで先に取り組むのを選んでいいと思いました。ReadingとListeningで高得点が取れる自信があればEssayの優先順位は低くてもいいはずです。EssayとListeningで高得点が取れる自信があれば、Readingは後回しにして構いません。2セクションでより高得点を取れるところから取り掛かるべきです。

 

Reasoningは5問中捨て問と思われる問題が2題くらいはあるので、初見で時間がかかりそうに感じたらその問題は捨て、他で点数が稼げそうな問題がある自信があればそちらに移った方が断然有利です。

 

あと、この学校のテストで特徴的なのは、物語文を取り入れていないことです。殆どの学校は物語文を取り入れますが、この学校だけ違います。珍しいですよね。つまり学校が教育理念として掲げるうちの一つ、「ロジカルシンキング」をテストしたいのでしょう。なので、EssayやReadingではいかにロジックに答えられているかが高得点を取れるポイントになるのかな、と思っています。KAのエッセイの点数の目安としては80点以上だと比較的論理的な構成で書かれている評価になるので普段のエッセイではこの点数以上を目指すのが理想です。

 

その他の注意点といえば、面接でしょうか。この学校、広尾と同様にテストの成績順に必ずしも合格者を選んでいるとはいえなさそうに思います(あくまでも個人的な意見としてお聞きください)。いずれにせよ、テストの結果も大切ですが、面接も抜かりなく準備をするのが重要です。何故なら、ボーダーに引っかかる子はごまんといるはずで、その中からどの子を選ぶべきかの判断材料の1つに面接要素が加わってくるのは断言できます。広尾も同様のはずです。

ここでは、論理的思考力ができる子かどうか、将来のやりたいことや夢、積極性、チャレンジ精神、等を伝えられるのはとても大切なはずです。海外大学を見据えている学校程、テストの成績のみでは判断してこないところに特徴を感じます。テストの成績の安全な合格ラインは渋谷系のGuide%に達している生徒、KAATの成績では大体上位30位まで位が目安のはずです(順位は年度によります)。この場合であれば、ぶっつけ本番で挑んでも合格できるレベルと思って間違いありません。

 

ISCの試験

一方のISCですが、こちらは算数と国語が重要のようです。英検2級保持者でも合格しているので、算数と国語に自信があれば英語のテストは十分にカバーされます。そしてICと同様に、面接の比重も大きいのではと予想します。洗足B、SFCに合格しても三田国際のISCには不合格というケースが度々あるようなので、必ずしもテストのスコアだけで判断しない学校のようです。

 

 

広尾や他の難関校と違う点は、学年のクラス数が多い分合格者を多く出してくれるので当たりやすさは抜きん出ています。そこは三田国際を受ける受験生にとってありがたいところに感じます。

 

2025年度の経験談、参考になれば幸いです。

【帰国子女中学受験】受験期におススメの本探し

7月から夏以降は塾の宿題&KAのSeasonal CoursesにCore Classの宿題をこなすこと、それに加えてオプショナルのクラスなどを受けていると流石に疲れが表れていました。

 

「やってもやっても終わらない」

「休む暇がない」

 

こういう言葉が漏れ始めると”なかなか宿題をやってくれない”パターンに陥りやすいです。

 

これはマズイと思い、初めは私は何とか脇道にそれないように注意していましたが、そんな話をキチンと聞く訳もありません。だって宿題というエンドレスな作業がありますから逃げたくなる気持ちも分かりますよ。思い返せば、受験勉強をスタートしたのが6年生手前からなのでここまでくるのに超猛スピードで走ってきたし、たまには休みたくなる気持ちもとても分かる!

 

でも親の気持ちも分かって欲しいんだけど、、

 

と、色々な気持ちの狭間に挟まれて、なんと辛い時期だったことか。

 

この悪循環を打開すべく、思い切って数日間程子供の好きなようにさせる期間を設けることにしました。

 

何をしようと悩みましたが、なるべく受験に関わる題材がいいのかなと思ったのでそういった視点から選んでもらったのですが、本人が選んだ気分転換は「本を読むこと」。

 

KAで借りてきたけど赴くままに読み切る時間がなかったらしく、続きが気になるから読み切りたいみたいとのことでした。

 

どんな本かと思えば、なんと3冊!

 

The Three-Body Problem: Now a major Netflix series (English Edition)

The Dark Forest (The Three-Body Problem Book 2) (English Edition)

Death's End (The Three-Body Problem Book 3) (English Edition)

 

続きものらしく、最後まで読んでしまいたかった模様。この量の本を読み切るのに一体どれくらい時間がかかるのか、、と気になりました。でも面接で本のことを聞かれるし、題材になるものを選ばなければいけないので本を読み切るのもアリかなと結論を出しGOサインを出しました。

 

とそんな理由で『自由』に過ごす時間を設けて気分転換の期間に切り替えました。

 

日に日に宿題が溜まってしまったので、内心私はハラハラしていましたが、そこはこらえて本人が満足するのを待ちました。

 

どれくらいの時間が必要なのか気がかりでしたが、なんとか5日間で読み終えてくれました😂

 

好きに過ごしていいことが許されたので、思い気ままに1日中過ごしていましたのですが、読みたいと思ったところまで読み終えた本人の顔は結構すっきりしていました。楽しかった表情が見て取れたのできっと気分転換ができたんでしょう。

 

そのあとは集中して取り組んでくれたのは無駄ではなかったと思います!

勿論、期限内に宿題はやり終えなかったので塾には理解をお願いしました(笑)

 

この時期に5日間も休み期間を設けるのに抵抗はありましたが、この時に読んだ本が後々の面接の材料にもなったのである意味よかったです。色々なジャンルの本を取り揃えてくれているKAに感謝しました。

 

面接で聞かれやすい質問の一つに「本」がありますが、KAが面接用に推奨する本選びの基準として学年相応の本かそれ以上がおススメと言っています。そして、受験期におススメの本は確かシールで色分けされていたと思うので、是非その類の本をチェックしてみるよう子供に促すといいと思います!

KAの英語のCountdown Classesを受けてみて

KAでは試験直前に英語対策として3日間完結クラスCountdown Classes(オンライン)の開講があります。1日3時間構成。出題されるであろう問題を用意してくれ、その場で解き、その場で解答解説をしてくれます(エッセイは後日提出して数日以内に採点)。

費用はそんなに高くなく15,000円弱。

 

渋谷系だと、渋幕直前、渋幕/渋渋直前、渋渋直前、の3回の機会があり、なるべく全てのクラスを受講するよう案内はあるのですが、我が家は絞りに絞って渋渋直前だけにしました。

 

マテリアルは開講数日前に届くのですが内容はとてもいいです。実際の試験よりもやや難易度を高めに設定しているので当日は易しく感じられるようになっていました。

また、Interviewの練習も受講者同士で練習します。先生は面接について大きなアドバイスはせず監督係的な立場で見ています(ここは本当にKAスタイル)。

 

受講者は25名程。

 

中にはEssayのグループで一緒の子が3名いて、オンラインでなんと初対面しました。

 

感想を言うと、この試験直前対策は受けてとてもよかったと思います。

 

まず、やや難易度高めに問題を設定してくれているので試験直前のよい練習になりました。本番は簡単に感じることができたはずです。

また、実際に試験を受ける予定のメンバーとInterviewの練習ができたのは大きかったです。校舎では決まったメンバーとしか練習はできませんでしたがこの講座では初顔合わせで話し合えるのでとてもよい練習ができました。それぞれ性格が違うので、誰がどう仕切り、どうやって話を持っていき、時間管理をどのようにするかなど、よい経験になったと子供は言っていました。グループ面接はメンバー同士の性格によって話の持って生き方が結構変わるので場数を踏むと良いと思いました。とにかく、授業中でやった練習とは違うよい練習ができたようでした。

 

Countdown Classesは1つしか受けませんでしたがもっと受けて損はしないコースで大変おススメでした。

 

【余談】

英語とは別に算数と国語のCountdown Classesもありますが、塾に完全に頼り切っていたので必要ないと思ったので我が家はこちらは受けませんでした。けれども、塾とは違った視点からの出題傾向をだしてくれるハズなので試験前は練習として受けるのにいい挑戦の場となったことでしょう。KAのCompassLearningは結構みっちりと計算されてマテリアルを作ってくれている様子があるので信頼できると思いました。また、値段も6,000円程度なのでそんなに高くないので受けやすくしてくれているので悪くありません。時間に余裕と気力があれば受けて損はないはずです。