帰国子女中学受験の奮闘記

〜2025帰国子女中学受験備忘録〜

【帰国子女中学受験】受験期におススメの本探し

7月から夏以降は塾の宿題&KAのSeasonal CoursesにCore Classの宿題をこなすこと、それに加えてオプショナルのクラスなどを受けていると流石に疲れが表れていました。

 

「やってもやっても終わらない」

「休む暇がない」

 

こういう言葉が漏れ始めると”なかなか宿題をやってくれない”パターンに陥りやすいです。

 

これはマズイと思い、初めは私は何とか脇道にそれないように注意していましたが、そんな話をキチンと聞く訳もありません。だって宿題というエンドレスな作業がありますから逃げたくなる気持ちも分かりますよ。思い返せば、受験勉強をスタートしたのが6年生手前からなのでここまでくるのに超猛スピードで走ってきたし、たまには休みたくなる気持ちもとても分かる!

 

でも親の気持ちも分かって欲しいんだけど、、

 

と、色々な気持ちの狭間に挟まれて、なんと辛い時期だったことか。

 

この悪循環を打開すべく、思い切って数日間程子供の好きなようにさせる期間を設けることにしました。

 

何をしようと悩みましたが、なるべく受験に関わる題材がいいのかなと思ったのでそういった視点から選んでもらったのですが、本人が選んだ気分転換は「本を読むこと」。

 

KAで借りてきたけど赴くままに読み切る時間がなかったらしく、続きが気になるから読み切りたいみたいとのことでした。

 

どんな本かと思えば、なんと3冊!

 

The Three-Body Problem: Now a major Netflix series (English Edition)

The Dark Forest (The Three-Body Problem Book 2) (English Edition)

Death's End (The Three-Body Problem Book 3) (English Edition)

 

続きものらしく、最後まで読んでしまいたかった模様。この量の本を読み切るのに一体どれくらい時間がかかるのか、、と気になりました。でも面接で本のことを聞かれるし、題材になるものを選ばなければいけないので本を読み切るのもアリかなと結論を出しGOサインを出しました。

 

とそんな理由で『自由』に過ごす時間を設けて気分転換の期間に切り替えました。

 

日に日に宿題が溜まってしまったので、内心私はハラハラしていましたが、そこはこらえて本人が満足するのを待ちました。

 

どれくらいの時間が必要なのか気がかりでしたが、なんとか5日間で読み終えてくれました😂

 

好きに過ごしていいことが許されたので、思い気ままに1日中過ごしていましたのですが、読みたいと思ったところまで読み終えた本人の顔は結構すっきりしていました。楽しかった表情が見て取れたのできっと気分転換ができたんでしょう。

 

そのあとは集中して取り組んでくれたのは無駄ではなかったと思います!

勿論、期限内に宿題はやり終えなかったので塾には理解をお願いしました(笑)

 

この時期に5日間も休み期間を設けるのに抵抗はありましたが、この時に読んだ本が後々の面接の材料にもなったのである意味よかったです。色々なジャンルの本を取り揃えてくれているKAに感謝しました。

 

面接で聞かれやすい質問の一つに「本」がありますが、KAが面接用に推奨する本選びの基準として学年相応の本かそれ以上がおススメと言っています。そして、受験期におススメの本は確かシールで色分けされていたと思うので、是非その類の本をチェックしてみるよう子供に促すといいと思います!

KAの英語のCountdown Classesを受けてみて

KAでは試験直前に英語対策として3日間完結クラスCountdown Classes(オンライン)の開講があります。1日3時間構成。出題されるであろう問題を用意してくれ、その場で解き、その場で解答解説をしてくれます(エッセイは後日提出して数日以内に採点)。

費用はそんなに高くなく15,000円弱。

 

渋谷系だと、渋幕直前、渋幕/渋渋直前、渋渋直前、の3回の機会があり、なるべく全てのクラスを受講するよう案内はあるのですが、我が家は絞りに絞って渋渋直前だけにしました。

 

マテリアルは開講数日前に届くのですが内容はとてもいいです。実際の試験よりもやや難易度を高めに設定しているので当日は易しく感じられるようになっていました。

また、Interviewの練習も受講者同士で練習します。先生は面接について大きなアドバイスはせず監督係的な立場で見ています(ここは本当にKAスタイル)。

 

受講者は25名程。

 

中にはEssayのグループで一緒の子が3名いて、オンラインでなんと初対面しました。

 

感想を言うと、この試験直前対策は受けてとてもよかったと思います。

 

まず、やや難易度高めに問題を設定してくれているので試験直前のよい練習になりました。本番は簡単に感じることができたはずです。

また、実際に試験を受ける予定のメンバーとInterviewの練習ができたのは大きかったです。校舎では決まったメンバーとしか練習はできませんでしたがこの講座では初顔合わせで話し合えるのでとてもよい練習ができました。それぞれ性格が違うので、誰がどう仕切り、どうやって話を持っていき、時間管理をどのようにするかなど、よい経験になったと子供は言っていました。グループ面接はメンバー同士の性格によって話の持って生き方が結構変わるので場数を踏むと良いと思いました。とにかく、授業中でやった練習とは違うよい練習ができたようでした。

 

Countdown Classesは1つしか受けませんでしたがもっと受けて損はしないコースで大変おススメでした。

 

【余談】

英語とは別に算数と国語のCountdown Classesもありますが、塾に完全に頼り切っていたので必要ないと思ったので我が家はこちらは受けませんでした。けれども、塾とは違った視点からの出題傾向をだしてくれるハズなので試験前は練習として受けるのにいい挑戦の場となったことでしょう。KAのCompassLearningは結構みっちりと計算されてマテリアルを作ってくれている様子があるので信頼できると思いました。また、値段も6,000円程度なのでそんなに高くないので受けやすくしてくれているので悪くありません。時間に余裕と気力があれば受けて損はないはずです。

試験までに本当に間に合うの??

KAのTerm1とTerm2にあったTest Masteryの延長線上にある志望校別対策講座(School Focused Weekly Test Practice)ではShibusクラスを選びました。Shibusとなっているので渋幕と渋渋の対策が隔週で行われていました。

受講者はいっぱいいるのかなと思ったのですが案外少なくて、子供が通っていた校舎では本人を入れて5人しかいませんでした。

 

受験期のKAの特徴はエッセイ力の指導に力を入れていることで、これは6年生の2月からみっちりと指導を受けてきました。なので、Persuassive Essay形式のエッセイであればそれなりに力は身についてきていると思っていました。が、渋谷系を受ける上で不安だったのが詩を読んでエッセイを書くタイプのエッセイです。こういったケースのエッセイ指導は受けていなかったので早く取り組まなくていいのかなと内心心配していました。

 

「詩を読んでエッセイを書く」ことに本格的に取り組めたのがこのSchool Focused Weekly Test Practiceのコースが始まってからのこと。コース開講が10月だったので本番まであと4か月しかありませんでした。渋幕は渋渋とちょっと違うスタイルで詩を読んで書くエッセイ形式は出題しません。つまり、詩についてとりかかれるのは月に2回の計算で、本番まで8回分しか授業で実践する機会がありませんでした。

 

こんなので本当に間に合うものなの??

 

と正直疑問があったし、もっと早い段階から授業中で詩に深く取り組んで欲しいと思ったものです。

 

数回授業を受けた後に子供に様子を聞いたのですが、やはりpoemが一番難しいと言っていました。

 

やっぱり、、とこちらも逆に不安になります。

 

私も読んでみると正直情報が少なすぎて分かりづらい・・・

これでエッセイを書くなんて難解だなぁと思います。

 

詩はたまに難解な単語を使ってくる場合もあるし、全体的に情報が少ない。そして言葉の裏をかいてくる読解の仕方もあるし、作品の書かれた社会的背景を読み解くこともあるのでそれなりに慣れとテクニックが必要です。

こういった知識等を基にしてエッセイを短時間で書き上げなければいけないのですからもっと早い段階から準備できたらいいのに、、これで本当に大丈夫なんだろうか??と不安になっていました。

 

が、結論から言ってしまうと案外『間に合う』ものでした。

 

最初は「難しい」と思っているのは実は周りも一緒で、同じように苦戦します。

自分の子供だけではありませんでした。

本番前まで同じように苦戦している状況の子がクラスにいて安心したと言っていました(苦笑)

 

そしてそんな状況ですが、試験前の1月頃には自信をもってきっちりとエッセイを仕上げることができるようになっていました!

まさにギリギリ。

 

不安に思っていて一緒に悩んだものですが振り返ると安心してよかったと

そして皆も同じように感じて同じように成長していることが分かりました。

 

必ず乗り越えることができるものです。

そして、これはKAの先生から指導を仰ぐのが一番いいと思いました。

KAの志望校対策講座と試験直前対策講座

夏休みが終わると入試解禁日の11月20日まで3か月弱となり、正にカウントダウンの音が聞こえてきそうなところ、KAが用意してくれた志望校対策講座(School Focused Weekly Test Practie)は以下の7校(2025年度)。

今までのTest Masteryがこの志望校別講座に切り替わる形となり、10月から始まるスケジュールでした。

 

広尾・広尾小石川

三田国際IC/ISC

渋渋・渋幕

頌栄

攻玉社

洗足A/B

その他学校

 

開講講座はどうやら在校生の志望者数によって変動があるそうなので毎年若干変動がある模様。

洗足と攻玉社以外は10月から開講なのですがこの2校だけは12月から開講計3回のみだけだったのでそれまでの間に「その他学校」のコースを受講するのかもしれませんね。

 

それ以外に志望校別試験直前対策試としてCountdown Classesという3日間完結クラスがオンラインで開講されていたのですが、対象校は以下12校と多岐に渡っていました。

 

広尾系

三田国際系

芝国際

かえつ

開智日本橋

市川

頌栄

洗足

攻玉社

渋谷系

SFC

学芸国際

 

時間は全て平日の17:30-20:25分の約3時間で、問題用紙は事前に配信され、それをその場で解いて答え合わせをする時間も含まれていました。その他、試験に面接のない学校以外は全てInterview Practiceが入っていました。

 

こちらのクラスはオンラインということもあるのか費用も高くなかったので本命の試験直前では是非受けるといいなと思いました。教材もよく、恐らく本番の試験よりも難しめに作っているので直前対策として有益でした。

 

費用削減で直前対策クラスは受けなくてもいいかな、と思ったこともありましたが考えを改めて受けたところ、やはり本番前の練習だったりInterviewの練習だったり、と良かったと思います。

帰国子女英語面接の服装

初めての試験会場に行ったときのこと。

 

何気なく試験が終わって出てきた受験生の子供を眺めていて私は初めて気づきました。

 

男の子も女の子も正装姿で試験を受けに来ていました。

男の子はジャケットにパンツとスーツのような服装、女の子はブレザーにスカート、そして紺色系統の服装、いわゆるお受験スタイルです。

 

これを見た時私は「しまった!」という感覚に陥りました。

 

受験勉強をしているとつい試験ばかりに意識がいきがちだったので、面接時の服装に気を配るのをすっかり忘れていたのです。

帰国生の受験生を持つ親としては恥ずかしいのですが、試験会場でそんな事実に気づいていしまいました。

 

気づいた頃には時すでに遅かりしで、2回目の試験日も間隔が短かったので仕方なく私服で出かけました。

そこでも同じようにみんなきちんと正装しています。

私服姿で並んでいる娘の姿を見たら確かに違和感がありました。正装姿でないとなんだか真剣さがないようにさえ見えてしまいます。

 

2回の試験が終わってから、早速面接用の服装をあつらえました。

それ以降の試験は1校を除いて全て正装で受けたのですが、確かにその方が受験しにきた生徒として相応しく見えたので、今まで私服で受けていたのが恥ずかしく思えるくらいでした。

 

子供に恥をかかせてしまって悪かったなと反省した私です。

 

因みに靴は運動靴やスニーカーの子が多かったので靴は普段から履いているものを使いました。

 

学校も試験準備をきちんとしてきてくれているのでこちらもきちんとした態度で向かうのが相応の姿勢の表し方だなといい学びになった瞬間です。

子供も面接を待っている間、自分だけ私服で来ていることに気が付いたそうで本当に親として『ごめんね』の一言に尽きます・・

 

学校によっては説明会の時に「当日は普段着で来てください」と言うところがあるのでその場合は言われた通り普段着で受験しました。周りも100%普段着で来ていたので問題ありませんでした。

 

ところで私服で受けたことで合否に関係したのか気になるところですが、実際は服装のことは影響せずに合格を頂けたので私服で受けると悪い結果を招くことはないと立証されましたのですが、とはいえやはり面接を受けるからには正装で受けるのが一番だと思いました。

帰国子女中学受験の英語面接 よく聞かれた質問vs聞かれなかった質問

帰国子女中学受験には殆どの学校で面接が行われます。

 

これ、正直に言って嫌ですよね。

 

娘はとても嫌がっていました。

 

そりゃ、嫌ですよね。

親の私だって嫌ですから。

 

試験の点数だけで判断されるのは嫌だな、て思う反面、面接で人間性を判断されるのも嫌だなぁとも思いますし…

でも、何とか対処しないといけないので頑張るしかありません😤

 

そこでとりあえず色々と情報収集しました。今の時代便利なもので、面接対策準備やどういった質問がよく聞かれるのか等、ネットで検索すると出てくるので助かりますね。おかげで前もって色々と考えられるので早めに準備するに越したことありません。そうすれば子供の当日の緊張感も和らげられるのでベターです。

 

面接対策の一環としてKAのInterview講座は夏と冬の両方受講しました。

受けたことで面接が極端に良くなるか、とは断言できませんが、、でも受講しないよりは受けた方がいいのかな(?)と思って受けてみました。

でも、面接対策は自宅での準備や練習が一番効果を発揮するような気がします。

個別面接では特にそうです。グループ面接は話は別ですが。

面接対策講座は最後の仕上げに利用するイメージでよさそうでした。

 

我が家の最低の準備として、一般的に言われるよく聞かれる質問5点はしっかりと用意しました。

 

【面接でよく聞かれる質問5選】

・志望理由

・自己紹介

・好きな本について

・入学したらやりたいこと(志望理由とちょっと似ていますね)

・将来の夢

 

では、実際に面接で上記のことは聞かれたでしょうか?

 

実は以外にも、思ったほどこの5選全て聞かれませんでした。

 

一方で、その中から全ての学校で必ず聞かれた質問が1つありました。

 

【全ての学校の面接で必ず聞かれた質問】

・自己紹介

 

この質問は必ず聞かれると思ってしっかりと準備しておくといいと思います。学校のレベルに関係なく恐らくほぼ全ての学校が聞いてくると思って間違いありません。

 

面接官と30秒程の雑談の後、「自己紹介をお願いします」といった具合に始まります。なので最初に聞かれる質問だろうと思って自分をしっかりとアピールするのがベストです(ここまでくるとなんだかもう、就職の面接みたいなこと聞いてくるなて思いますね😅)。

 

では反対に、面接で一回も聞かれなかった質問としては意外にも「志望理由」でした。

 

学校別にしっかりと用意したのですが1回も聞かれなかったので総スカンみたいな印象でしたが、学校としては聞きたいことはここではないんだなと思い、本人の人間像を把握したいがための面接だったように思います。

 

とはいえ、聞かれないかもしれませんが「志望理由」は本人の動機付けにもなるので用意しておくべきだとは思います。

 

そのほか、、

【用意しておくとよい質問】

・最近気になるニュース

・滞在国について

 

娘は時事問題についての質問はされませんでしたが、どうやら他の子が聞かれていたのを当日面接を終えた子から小耳に挟んだらしいので、用意しておいて損はないと思います。不意打ちのように聞かれて答えられないと折角の面接が台無しになってしまいます。気になっているニュース、そしてそれについての自分の意見は少なくとも1つは用意しておくといいと思います。

 

滞在国については非英語圏の人は聞かれやすい質問だと思いました。しかも日本人の少ないマイナーな国に住んでいた場合は余計聞かれやすいと思って間違いありません。実際娘は1校を除き全ての学校で聞かれました。非英語圏滞在の我が家のような家庭にはかなり高い確率で聞かれるんじゃないのかなと思います。

因みに、アメリカやイギリスに住んでいた子は人数が多いので聞かれにくい質問なんじゃないでしょうか。なぜなら、大抵みんな同じことを言うので面接官も聞いていて飽きてきます。逆に「現地で苦労したこと、印象に残っていることは?」などのような質問で聞いてくるのんじゃないのかな、と思いました。

 

面接ですがされど面接、学校によって面接の比重の置き方が違うようなので、説明会や塾などで相談して情報を収集するといいです。面接は参考程度の学校もあれば、非常に重点を置いてくるところもあるので準備の度合いが変わってきますよね。志望校を選定したらその度合いにおいて準備しておくとよさそうです。

 

個人的な経験談ですが、英語試験免除の学校は面接に高い比重を置いているように思いました。試験を受けない分英語力の判定は完全に対面の面接のみになります。実際に話をしてよく見て判断してくるはずです。

 

因みに、面接は受けた分だけ精度が上がるので本命の前に数校気になる学校があれば練習目的で受けるのもアリです。子供の場合を例にとれば、受ければ受けるだけ面接の精度は向上していたので本命では一番良い受け応えでできていました。なのでこればっかりは場数かな、て思いました。

【帰国子女中学受験】三田国際科学学園学校説明会

帰国生の間でも人気の高い三田国際の学校説明会に行ってきました。

 

初めて学校に向かったときは駅から出ると右も左も分かりませんが、なんと先生方が「三田国際学園」という掲示板を持って駅や学校の経路途中に立っていてくれています。なんという日本らしい心遣い。ありがとうございます。ここまで配慮をする辺り、日本人て凄いなて思います。

 

駅からも遠くなく、学校の周りにもそれなりに色々とお店も充実しているので立地は良さそうです。

建物も古さを感じさせず、低層階の建物なので広く感じます。中庭やグラウンドもあり敷地に無理を感じさせる作りはありませんでした。

 

この学校は一般生向けの過去問は公開していますが、帰国生枠の過去問は非公開になっているので試験の範囲は未知数な部分が多いです。

でも英語受験・帰国生入試を考えている方は事前にオンライン動画説明会を聞くことになっていて、そして聞き終わった後にアンケートに答えると、ICとISCのサンプル問題をもらえます。英語の問題は広尾と同様記述式が多いのが特徴です。

 

大半の英語試験は日本の大学受験を意識した内容が多いものですが、三田国際や広尾はその真逆で海外大学を意識したレベルの英語力を見る内容に感じられます。

 

三田は広尾学園同様、コースが多いので学校説明会では各コース説明をしなければならず自ずと時間が長くなりやすいですが、オンライン動画説明会を用いて時間短縮をしている感じでした。説明する側を聞く側も長時間になると疲れるのである意味ありがたいです。その分不明な点は個別説明会を設けたり個別問い合わせで解消してもらえるといいですね。

 

この学校の説明会で特徴的に感じたのは、中高6年間の学びだけでなく、社会人になった時までを見据えての教育を提供しようとしていることでした。結構先のところまで考えて教育の説明をする学校は始めてだったので新鮮で、確かにその通りかなと思うところいくつかあるのですが、偏差値や大学実績だけではなく「生きる力」の教育というものを強調していました。応用ができるようになってもAIの発達で直ぐに追いつかれてしまうけれど、発想力はAIに勝る力となるとのこと。社会人として世の中に出ていく頃にはかなり社会も変化しているはずです。今までのような考え方ややり方は通用しなくなるだろうし、確かにそういった生きる力は必要なのかもしれませんね。

 

また、この学校で印象に残ったのは、今時の学校には珍しく「偏差値を気にしない」と言っていたことです。偏差値に意識が囚われすぎると視野が狭くなるので偏差値に振り回されてはいけないと思うのですが、学校自らそう発言できるのは勇気のあることのように思ったので、やっとこういうことが言える学校が出てきたのか、という思いでした。

 

この学園の特徴は広尾学園と同様にDDPコースがあることだと思います。また、2025年度からはAPコースも始まるそうなので海外大学進学を考えた時はかなり幅が広がる印象に思いました。このバラエティーあるコースを提供しているところは国内ではなかなかないのでは。APは結局北米大学のみに有利なだけですがDDPがあるのでとてもバランスがいいはずです。そしてAPは国内インターにもあり差別化がしにくい難点がありますが、ここのDDP(WACE)は国内唯一で差別化がしやすく有利に感じ海外大学に挑戦する際には大きなメリットを感じます。

 

その他説明会では在校生の活動等を紹介していましたが、生徒の活動範囲に制限を設けない、幅広い対応で接していのかなと感じさせる雰囲気がありました。

 

「なんか生徒のやりたいことに柔軟に対応してくれそうな学校だね」

説明会を聞き終わった後に発した子供の感想でしたが、

きっとこの言葉が一番この学校を表現しているんじゃないのかなと思います。