帰国子女中学受験の奮闘記

〜2025帰国子女中学受験備忘録〜

個別指導塾での相談②

さて、次に予約していた個別指導塾に娘と一緒に足を運びました。

説明をしてくれる担当の方から

「今日は上司がちょうどいるので同席させて頂いてもよろしいでしょうか?」と言われました。社員教育を受けるような年齢には見えませんでしたが

「もちろん大丈夫です。」と答えましたが、私は内心、わざわざお二人の時間を頂いて面談するなんて申し訳ない、という心境でした。

それぞれ挨拶をして名刺を渡されたとき見た肩書は「主任」と「部長」です。

社員教育するレベルなの?と内心不思議ではありましたが、それはさて置き話をします。

 

ここでも同じように子供の現状と受験すると決めた経緯等を説明しました。

この塾は個別指導がどういうものかを説明してくれるのですが、まず子供に意見を聞いてきました。

「この絵とこの絵にどんな違いがあると思う?」と2つの個別指導の様子の絵を見せます。娘はそれぞれを見比べて、

「こっちには〇〇があって、こっちには〇〇がない」と言いました。すると

「それを言ってくれるのはものすごく久しぶりに聞いた!」と驚いたように言い、隣にいた部長さんも「うーむ」と言うように無言で頷きます。決して大袈裟な反応には思いませんでした。

『その意見はそんなに驚くものだったのかな??』と内心私は思いました。

 

次に、別の塾で受けた入塾テスト結果も伝えました。国語は集団授業に参加可能との見解だったと言うと、二人そろって「本当にそう言われたのですか!?」と、とても驚かれました。そこまで驚くものなの??と受験について知らない私は戸惑いましたが塾としては驚く結果だったというのは伝わりました。

 

学校での成績具合、今までの家庭学習、模試等を1回でも受けたことがあるか、など色々と細かく聞かれました。学校ではごく普通の真ん中、海外ではZ会をかじっていた、家では特段の勉強はしていなかった、模試は1回も受けたことはない、ということを伝えました。

 

受験で最も鍵になるのは算数です、算数が合否を左右します(一般受験情報より)、と力強く言われ、時間はあまり残されていないので今すぐに始めないといけないと言います。その通りですね、と私は頷きます。

 

結果としては、最後に部長さんが「しっかりしてそうな子だからいいんじゃない」という一言で入塾可能だと分かりました。そして塾の副校長を紹介してもらい、我が家はこちらの塾でお世話になることに決めました。

 

さて、今回の面談をその後振り返ると、2枚の絵の違いを見つける時に返答の仕方で子供の思考力を見極めたかったのではないか、と思いました。また、上司が同席した本当の理由は「今から受験をはじめ難関校を目指そうという生徒を本当に受け入れていいのか」というのを上が判断したかったのではないかな思いました。