帰国子女中学受験の奮闘記

〜2025帰国子女中学受験備忘録〜

TOEFL iBTの過去問を見てみての所感

どれくらいの実力があれば90点以上を取れるのかが気になり、過去問を見てみました。一般的に、TOEFL iBTは海外大学に留学する際に必要とされるテストなので非常にアカデミックでそれなりの予備知識や対応力がないと難しいと言われていて、KAや帰国向けの塾等は準備も大変だと言います。先ずは英検準1級を取った後にTOEFLに取り組んでくださいと言ってきます。そこで過去問を見てみた個人的な所感としては1級に近い準1級の実力を持っていれば90以上が取れるのかな、と感じました。1級に近くない実力であってももしかしたらギリギリいけるかも、という印象です。

英検1級と比較した個人的な所感を簡単に書いてみたいと思います。あくまでも個人的な意見としてお読みください。

 

Reading

内容自体はアカデミックですが英検1級より難易度は下がると感じました。単語も決して難しいものが羅列されているようには思いません。読解力が高ければ高い点数を狙えるのではないかと感じます。

 

Listening

内容は大学のキャンパスで聞かれるようなやり取りなものと、大学の講義の一部を聞いて質問に応えるようなものでした。スピードはTOEFL iBTはややゆっくりめに感じます。リスニングが得意と感じていれば高い点は取れるかもしれません。英検1級よりは難易度は下のように感じます。帰国生はここで得点を稼ぐのがベストかもしれません。

 

Speaking

オンライン形式のテストでありながら細かくスピーキング力を計ろうとしている内容で、英検1級よりは細かく採点しているように感じます。アカデミックな内容の読み聞きに慣れ、ノートテイキングで細かいところを掴んで時間内に話せば最低限はカバーできるんじゃないかなと思います。理解できた情報を詳細に話せばポイントは付きそうなのでリスニング力とスピーキング力があればそれなりに高い点数は取れるかもしれません。話すのが得意な帰国生はここで得点をカバーするといいかもしれません。流暢さや発音も採点に含まれていました。

 

Writing

子供曰くSpeakingと同様WritingはAIが言語力の自動判定をし(今どきの採点方法ですね)、その語試験管による内容面の採点と合わせて点数が決まるようです。どうやらAIは豊富な言い回しや高度な単語を散りばめていると高い得点を出してくれるようです。ここは子供の作文力にかかってくるので一長一短で伸ばせるものではないので実力勝負になりそうな予感。自信がなければ他で点数をカバーするのが良さそうです。

 

英検1級を持っていなくても高い英検準1級のスコア保持者であればTOEFL iBT90以上は狙える範囲なのではないかなと思うので挑戦する価値はあるのではないでしょうか。世の中には英語の実力を計るのになんて色々な種類のテストがあるんだろうとある意味感心してしまいます。