10月初旬頃に広尾学園の学園祭・けやき際がありました。
この時期といえば、帰国生にとっては本番の最初の試験日まであと2か月弱だったので時間が惜しくなる頃ですが、広尾学園の文化祭があったのでなんとか時間を調整して足を運んできました。
参加するにはmirai compassから予約が必要なので予約をしました。その時、掲示されていた文言に「開始時間ちょうどに来校すると大変混雑するので時間をずらして参加するようご協力をお願いします」と書かれていたので、気を使い開始時間の1時間後くらいに行きました。
時間をずらせば確かに混んでなかったです。
でもスタートが遅かった分、お昼のメニューや予約して参加するイベントなど、イベントを見終わった後に並んで遅かったのであらゆるものがほとんど「売り切れ」状態でした。。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
それなら開始時間に行けばよかった。。
広尾学園はそれほど校舎が大きくないので大きなイベントとなると確かに混雑しますね。
この学校、PTAが非常に活発で参加率が高いそうですが、確かに当日は父兄の方々が一生懸命イベントに携わっていました。親も一体となって学校に関われる雰囲気があるのはとてもいいですね。親から見ても楽しそうです。
子供て思春期に入ると言葉数も少なくなるし、学校のことを教えてくれなかったりしてくるので親同士の繋がりがないとなかなか学校のことや子供のことが見えてこなくて在校生の親でも「何も分からない」状態になりやすいです。私立に通う高校生の息子の友人は在校生の親との繋がりが全くなくて「学校のことは全然分からない。分かるのは成績の状態のみ」なんてこともあるようなので、PTAが盛んな学校だと在校生の親としてはある意味繋がりが出来て助かると思うのでいいなと思いました。
学校の学園祭に参加するのに不慣れな私達親子ですから、最初どこからどうやって攻めていけばいいか分からずで、もうとりあえず頂いたパンフレットを片手に気になったところから見て回りました。
まずはクラスの様子を見に行こうと、中学生のAGクラスのプレゼンを見に行くことに。
その時ちょうど発表していた生徒は恐らくインド人と思われる顔立ちの子で、単細胞生物について(だったはず)説明していました。プレゼンは不慣れなのかとても緊張した面持ちでした。そりゃ、誰だって緊張しますよね。逆に中学生らしい初々しさを感じます。内容自体はとてもきちんとしていて、しっかり準備・発表しているなという印象。とてもしっかりしていました。
次は折角なので高校生のプレゼンを見に行くことにしました。こういう時は高校生の様子も見ると学校内での6年間の成長具合が見れるのでその変化を探るチャンスです。
高校生のクラスではハーフと思われる子が発表していました。高校生となると、話し方やプレゼンのし方に気を配るのか様子が少し変わります。もうプレゼンなんて慣れたもので、身振り手振りと表情豊かな表現で堂々と発表しています。成長が凄いですね。さすが高校生。社会に出てもきっと重要案件もお手の物で取ってこれるくらい問題なくやっていけるんじゃないのかな。
中学生は初々しさがありましたが、高校生は雰囲気からしてもうインターナショナルスクールです。広尾学園は日本の学校ですが、広尾AGクラスだけつい海外にいる錯覚に陥ってしまいました。
さて、残りの時間を使い上から下まで校舎を回ります。
そこで見つけたのが「PTA相談会」。
これよかったです。
各コースの在校生の親が質問相談に乗ってくれるもので、入口で希望コースを伝えるとそのコースのブースに案内してくれました。話したお相手の方は昨年広尾AGに帰国枠に合格された方々で、比較的新しい情報を聞くことが出来ました。どうやって準備対策をしたのか、どこで過去問を入試したのか、など受験にまつわることが直接聞けます。その他、授業や学校の様子を親目線から聞き出すことも。
受験前に在校生の親と話せる機会はそうないので、お時間ある方は是非足を運んで色々と聞くといいと思いました。
海外赴任経験の親なのでざっくばらんにフレンドリーに話してくれるのでこちらもつい話が盛り上がり結構話しました(笑)楽しかったです。
印象に残ったのはAGはインター系の学校として成績の付け方が進学を見据えての付け方なんだな、ということです。学校としても将来を見据えて生徒を応援している姿勢が伺えました。
その他、在校生による相談コーナーがあったのですが、もう時間がなくて行けなかったです。生徒目線からの意見も聞きたかったので残念でしたが、子供が生徒に直接話を聞けるいい機会になるんじゃないかなと思いました。沢山の家族が列をなして並んでいたので人気コーナーだと思います。
学校に足を運んでも分からないのが教員の質ですが、インター系の学校て、提供するプログラムや内容に目がいってしまいがちで先生の質がどうなのかは非常に見極めにくい部分だと思いますが、日本でインター系の学校の先生全員の質を求めるのは結構難しいように思います。これは学校説明会や体験授業を受けたとしても分かりにくいはずで、こればっかりは入学しないと分からない点かなと感じます。日本で優れた外国人の先生を大量に長期に渡って確保するのはそう簡単なことではないので当たりはずれがあるのは承知の上でインター系を選ぶべきかもしれませんね。