一般生向けの学校説明会と入試傾向説明会が行われた後に、在校生に案内されて学校内見学をしていた子供たちが親と合流した後、帰国生入試説明会がありました。
以下、記憶に残っている範囲で記していきたいと思います。
【帰国生向け授業の特徴】
・渋渋の帰国生向けの英語の授業はU.S. Common Core Standardをベースに展開。
・1クラス約20人で70~80%が元アメリカ在住経験者。
・日本語と英語を両立するバイリンガル者の育成を大切にしている。
・student-centered lessonになるようリサーチや発表の機会を提供。
・本の読解では色々な種類の本を精読して討論し、エッセイ指導では様々なclose-readingやopen-ended response執筆指導を行う。
・コミュニケーションスキルではCollaborative Speaking Activityを通しどう共同作業を進めていくか学んでいくよう指導。
などなど盛りだくさんでした。週5時間の英語授業と週2時間のwritingの授業の短時間計6年間でよく成長させるよう工夫を凝らしている内容だと思いました。そしてこの濃さに屈託なくついていける生徒が対応できるものだとも同時に思いました。
【帰国生向けの取り出し授業】
国語と算数は一般生とは別に取り出し授業を行い、一般生のレベルに達したら途中から一般生のクラスに参加することになるようです。理科と社会も少人数で補講があるそうです。
【合格者採点基準】
Listening - 30点
Reading - 30点
Meaning - 14点
Vocabulary - 6点
Short Essay - 25点
上記4つのセクションの合計80点を40点にし、short essayと合計して65点にし、面接の35点を足して合計100点満点で採点。各sectionの足切りはなし。
毎年エッセイで20点以上を取る人はそんなにいないようでした。
英語の合計点上位35人を選び、大体65点前後くらいの生徒までが選ばれているようです。そしてその中からエッセイの得点が高い人から先に見て再選考(前回の別の説明会ではここで毎年2~3人が落とされているそうです)。それから国語と算数の点数を参考程度に見て決定するとのことでした。
「算数は年々難しくなっているので10点でも取れていればいいです。最低でも10点は取れるはずです。」と言っていました。
別の説明会では算数と国語の基準点は20点、30点と言っていたのでそれよりも下がりました。どれが本当か分かりませんが、算数と国語の点数にはさほど決まった大きな基準はないことが分かります。
簡単な算数と簡単な漢字なので解きやすくしていると言っていました。
要は英語を非常に重視しているのでしょう。
面接ではきちんとpromptに応えられているかを見るとのこと。
説明会によって基準点など若干変動があるので、別の説明会で詳しく説明してくれた採点基準とも合わせて参考にしてみてください。
1日で学校説明会、入試傾向説明会、帰国生対象説明会と行われたので非常に長かったですが、効率よく行われたように思います。
説明会では、北米の学習達成基準を採用しアメリカ在住者が多かった為、非英語圏在住者にとっては不利かどうか聞いたのですが、否定はされなかったので、もしかしたら何かしら影響はあるのかもしれないな、と感じたのが印象的でした。
会場を後にすると、学校内を案内してくれた在校生等が数名います。質問をしたければ質問をしていいようなので、折角なので声をかけてみました。
この機会、とてもよかったです。
ちょうど帰国生の子がいて、受験勉強のこと、学校生活のことなど色々ときけたのでとても参考になりました。
説明会に参加された方は是非この機会を利用して色々気になったことを聞いてみると生の声が聞けていいと思います。